あさイチでは外出先のトイレの問題がテーマでした。女性用のトイレだけ行列、荷物置き場がない、女性用トイレが少ないなど悩みを挙げればきりがありません。特にトイレの行列は問題で、行列にも早い行列と遅い行列があるとか。トイレ設計の専門家が早い行列の見分け方を教えてくれました。
トイレの早い行列と遅い行列の見分け方
番組では少しでも早くトイレにたどり着く方法を探しに、トイレメーカーを訪ねました。
公共トイレの設計に携わって30年の西川さんは女性用トイレの行列との戦いだったそうです。
行列のできる場所に商品をディスプレイして紛らわしたり、待ちスペースに鏡を設置して並んでいる間に身だしなみを整えられるように工夫してきました。
トイレの早い行列の見分け方
西川さんによるとトイレの行列には2種類あり、早い行列と遅い行列があるそうです。遅い行列はなかなか進まず結構厄介だという。
そこで、早い行列か遅い行列かを見分ける方法を紹介します。
個室の数を確認する
見分けるポイントは個室の数を確認する。ちょっと勇気がいるが、列の先頭まで手を洗うつもりでトイレの中に入ってブース(個室)がどれくらいあるかチェックします。
トイレの数が多ければ回転率は高いのですぐに順番が回ってきます。
もしトイレの数が少なかったら回転率がものすごく悪くなるので違うトイレを探したほうがベストだということでした。
女性用トイレの待ち時間の平均
女性用トイレの待ち時間の目安は次のように求めることができるとのこと。
行列の人数÷個室数×約90秒
荷物置き場があるかチェック
次のポイントは荷物置き場があるかどうかをチェックします。これは日頃つかっているトイレを良くチェックしておきます。
これは、荷物をもって入るときにいかにスムーズに入るかどうかというところがポイント。
これがないとトイレから出るのに四苦八苦してしまい時間がかかります。
偶然入った施設のトイレで行列がある場合は調べようがありません。
行列ができないトイレもあります
トイレの行列を解消する画期的な取り組みを行っている商業施設もあるそうです。川崎市にある巨大ショッピングセンターには多くの買い物客で賑わっています。
しかし、ここの女性トイレはほとんど行列ができないという。
秘密は設置されたモニターにありました。なんとモニターを見ることでトイレの空き情報や待ち人数がわかるのです。
店内にある18箇所のトイレの利用状況をモニター一つで把握できるそうです。
扉にセンサー
どのようにして利用状況がわかるのかというと、トイレのドアの扉にセンサーがついていて扉が閉まると反応します。
さらに床にはマットが敷いてあり、その上に立つと待ち人数がわかるというのです。
同様のシステムは全国に続々広がっているという。ただまだまだ数が少ないというのが現状です。