鏡の中の物が左右逆に見える理由はまだわからない?状況によって鏡の中の左右が変わる

チコちゃんに叱られるでは鏡にうつる物が左右逆に見える現象についてのテーマをとりあげていました。鏡にうつる自分の姿がなぜ左右逆に見えるのでしょうか。また、車のバックミラーなどのように左右が逆に見えないケースもあります。このように状況によって鏡に映っった物の左右が変わって見えるのはなぜなのでしょうか。

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鏡が左右逆に見える理由はわからないが正解?

番組では、鏡に写ったものが左右逆に見える理由を調べるために法政大学文学部心理学科の吉村浩一教授のところを訪れました。

吉村教授によると鏡が左右逆に見える理由は、未だにはっきりとした答えは出ていないとのこと。

鏡が左右逆に見える理由

鏡が左右逆に見える理由については哲学者のプラトンも考え抜いてきたが結局答えが見つからず、2千年以上解明されていないとのこと。

鏡が左右逆に見える謎は、頭がいい人ほどわからなくなると言われているそうです。

鏡が左右逆に見える謎がわからなくなる理由

続いて訪れたのは物理学の先生のところでした。先生によると、鏡というのは、我々から出た光が鏡の面に反射して返ってくて、その光を我々の目が捉えるのであたかも自分の前に自分が立っているかのように見えるということでした。

右手を上げて鏡を見ると鏡に写った手は右?

番組では、街の人に右手を上げて鏡を見てもらい、鏡に映った自分は右手を上げているのか、それとも左手を上げているのかを答えてもらいました。

その結果、鏡の中の自分は左手を上げていると答えた人は22人中10人で右手を上げていると答え人は12人でした。

このように捉え方バラバラでした。

心理学的にはこのような結果になる理由は説明ができていないとのこと。

左右はどうやって決めているのか

そもそも、左右を決めている基準とは何なのでしょうか。

先程の吉村先生によると、前後も上下もそろって初めて左右という方向が出てくるとのこと。

前後はものの前と後ろ上下とは物の上と下のことです。

左右が決まらない物

左右を決めることが出来ない物というのはどんなものなのか。

例えば鉛筆。鉛筆は前と後ろはありますが上下がありません。

なので、鏡に写ったときに左右が入れ替わったとは誰も思いません。

茶碗などの場合は、上下はありますが前後が決められないので左右も決められません。

なぜ鏡に映った右手を左手と思うのか

鏡に自分の姿を映した場合、体の後ろから前は向きが逆になります。

実物の自分と鏡に映った自分は縦方向と横方向、前後を見比べると縦と横は同じ向きで逆にはなっていません。

実は前後が逆になっているだけです。

りんごを右手にもって鏡に立ってみる

りんごを右手にもって鏡に向かいます。鏡の中に映っている自分が持っているりんごは当然右手です。
ところが、左手でりんごを持っていると見えてしまいがちです。

鏡に映っている自分は、前後の位置が逆になっていて上下は変わりません

先程の左右を決める条件の一つが変わってしまったため左右が逆に見えるということでした。

ところが、これが当てはまらないケースがあります。

状況によって鏡の中の左右が変わる

鏡に映っているものが左右逆に見える理由がこれだけであれば大したことはありませんが、常にそうとは限りません。

例えば車のバックミラーです。後ろの車が右にウィンカーをだして右側に行ったのを見ても左に行ったとは思いません。

鏡に映っったものが左右逆なら、バックミラーに映った後ろの車の右ウィンカーも左ウィンカーに見えるはずですがそうはなりません。

このように、状況によって鏡の中の物を左右逆に思ったり思わなかったりするので心理学的には誰もが納得のできる説明が無いということでした。

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