きわめびと ふるさと納税活用術 体験型やクラウドファンド型などもあり 税金の控除や限度額

きわめびとではふるさと納税の活用術を特集していました。ふるさと納税というと返礼品というイメージがありますが、地域での体験や今ではクラウドファンド型やプロジェクト型で学校の支援をするものまでさまざまあります。詳しく教えてくれたのはふるさと納税のさまざまな活用術を知るのファイナンシャルプランナーの前野彩さんでした。

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ふるさと納税活用術のポイント

番組で紹介していたふるさと納税の活用術のポイントは3つありました。

  • 地域の宝を支援する
  • 日本を知るきっかけにする
  • 世のため人のために使う

地域の宝を支援する

番組では長崎県平戸市を訪れました。人口およそ3万人の小さな町です。

平戸市には、ふるさと納税がきっかけで有名になった地域の宝がありました。

それはウチワエビでした。このエビこそがふるさと納税を全国から集めた地域の宝だということでした。

このウチワエビは食べると絶品とのこと。しかし、もともとは地元名産のヒラメを傷つけるということで捨てられていたそうです。

しかし、漁師の間では人気があったため、市では試しにふるさと納税の返礼品として出品したところ大ヒットしたそうです。

その結果、およそ10億円の寄付をあつめたそうです。

ウチワエビはみそ汁にして食べるとおすすめとのこと。

集めた寄付金は路線バスの購入や道路の改修、図書館の蔵書を充実させるなどに使われたそうです。

このようにふるさと納税を生かすことで地域を元気にすることができます

日本を知るきっかけに

番組では4年前にふるさと納税をはじめた主婦のOさんを取材しました。

Oさんの次男が手にするのは夏にふるさと納税で手にした思い出の品でした。

Oさん親子は夏に鎌倉へ日帰り旅行にでかけました。その理由はふるさと納税の返礼品でガラス工芸の体験に申し込んだことでした。

さらに海幸を味わったりと体でその地域を体で体感することでその魅力を一層味わえたそうです。

このようにふるさと納税を通じて日本を知るきっかけを作ることもありです。そして地域への理解を深めることもできます。

このような体験型の返礼品としては北海道北見市のカーリング体験や京都市の電車運行体験などがあります。

世のため人のために使う

前野さんによると、最近では目的というところに注目が集まっているそうです。何のために税金を使ってほしいかというところを自分で指定できるクラウドファンド型やプロジェクト型というタイプのふるさと納税があるとのこと。

自分のためだけでなく、寄付をすることで社会のために良いことをしようという動きが増えてきているそうです。

例えば次のようなクラウドファンド型やプロジェクト型があるとのこと。

北海道夕張市では夕張高校魅力化プロジェクトで学校を支援する寄付を募ったところなんと2,300万円も集まったそうです。

このお金で部活の支援や公営の塾を作ったりという活動が可能になっています。

熊本市では被災支援という形でファンドを立ち上げたそうです。2億1千万円を超える寄付が集まり熊本城の復旧や被災者への支援に活用されているとのこと。

ふるさと納税の簡単な仕組み

そもそもふるさと納税とはどんな制度かというと次の2点に集約されます。

  • 都市部と地方の税収の格差を是正する
  • 地方の活性化につなげる

ふるさと納税の具体的な例

まずは個人が自治体に寄付をします。自治体はその御礼として寄付額の3割以下を目安とした返礼品をお返しすることが定着しています。

自治体にとっては税収がアップし、寄付する人にとっては返礼品をゲットできるだけでなく寄付金の2000円を超える部分は税金の控除を受けることができます。

例えば1万円の寄付金をした場合、2000円を引いた8000円を所得税や住民税から控除を受けることができます。

お互いがウィンウィンの関係になるわけです。

控除できる寄付金の限度額

ただし、2千円を引いたすべての寄付額が控除されるわけではなく、所得や家族構成によってその限度額が決まっています。

例えば専業主婦と夫、子供が1人いる世帯で年収が500万円の場合は4万円が控除を受けることができる目安の金額となります。

つまり40000円-2000円=38000円で3万8千円が控除できるということになります。

具体的なシミュレーションは総務省のホームページなどで紹介しているので参考にしてみるといいかもしれません。

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